Back To The Roots 岡安章介#2
"Back To The Roots"とはゲストに大宮西での高校生活を振り返ってもらいながら、それが現在にどう繋がっているのかを同じく卒業生のインタビュワーが引き出す。
そんな過去のルーツから"今"に迫るインタビュー企画です。
今回は2回目です！
#1を見ていない方はこちらから→【URL】
Interview:岡安章介
コンパクトななめ45°ポーズの岡安さん〜『やっぱりお笑いがやりたい』〜
ー卒業後はそのままお笑いに進んだんですか？
岡安：そんなこともなくて...。卒業してしばらくはバイトをしていて、いわゆるフリーターでした。てっきり卒業後もお笑いはやるのかと思ってたんですけど、みんな卒業してすぐに免許取って、だんだんと車で遊ぶようになっていったんですよ。そうしたら、だんだんと熱が冷めてきちゃって、ライブも休みがちになってきて...。みんなで『お笑いやめない？』ってなって、結局そのまま自然消滅みたいになりましたね。
ーそうだったんですね。『ななめ45°』の結成はどういう経緯だったんですか？
岡安：2年ぐらいフリーターをしていた時に地元の友達がわざわざバイト先まで来て『お笑いやめたって聞いたけど、やめちゃダメだよ！やったほうがいいよ。』って言ってくれて。やっぱりお笑いやりたい！ってなりました。それで高校時代組んでいた一人に声をかけて、それが今のツッコミで。（※土屋さん）それで二人でやろうかなと思っていたら、土屋くんの高校の同級生が『おれもやってみたい！』って言って入ってきたんです。（※下池さん）それでホリプロのオーディションに応募して、合格して...っていう感じです。
ーそれにしても毎回オーディションは一発合格なんですね！
岡安：でもお笑いの世界は入るよりも入った後に生き残るほうが大変ですかね...。そのホリプロのオーディションも40組ぐらい受けて自分たち含め、5組が受かったんですよ。でも半年後には僕たちだけになったんで（笑）。
ーやっぱり大変な世界なんですね、お笑いは。
岡安：すごい面白いと思ってた先輩たちも急に連絡が取れなくなっていなくなっちゃったりとか...。やっぱりお笑いやってる人ってどこかネジが外れてる人が多いから（笑）。
ーコントのことについても伺いたくて、『ななめ45°』のネタはどんな風に出来上がっているんですか？
岡安：色々作り方はあるんですけど、基本の設定は僕が出して、あとは3人で考えながらっていうのが多いですね。やっぱり3人いる分いろいろなアイデアは出やすいです。
ーそれってトリオの強みだと思うんですけど、逆にトリオならではの難しさって感じたりしますか？
真剣にお笑いを語る岡安さん
岡安：やっぱり、『これ、2人でいいんじゃん？1人いらないじゃん』ってなっちゃうことで、それだと話が進まないんですよね。例えば医者と患者と看護婦って設定で、看護婦がうまく機能しないと僕たちの中では
なし
っていう風にしてます。
ーじゃあ綺麗に比率が三等分出来るようにってことですよね。
岡安：そうですね。やっぱりコンビっていうのが多くて設定を考えるのがトリオの難しさですね。でもドラマとか観てると三人で話が進んでいることのほうが多いんですよ。だから台本を自分で起こして、台詞のバランスとかを見ながら研究をしてました。
ーあと気になっていたことでコントの終わり方って［落ちの台詞を言って暗転する］が基本だと思うんですけど、『ハイ、ななめ45°！』って言ってネタが終わるのってコントとしてはすごく珍しいじゃないですか。あれはどういった経緯があったんですか？
岡安：あれは出て2回目のホリプロライブからやり出したんですよ。そのライブはお客さんに面白かったコンビに投票してもらうシステムだったんですけど、漫才だと『どうも～、［コンビ名］です！』って言えるけど、コントだと言えないから（覚えてもらえなくて不利じゃね...？）ってなって。そこからやり出しました。
ーなるほど、じゃあほぼ初登場の時からやっていたんですね！謎が解けました（笑）。
岡安：出番の一分前までネタが決まってない時とかでも終わりのセリフは決まってるので、照明さんとかには『助かる』って言われますよ（笑）。でもショーレースになると尺が決まっていて、邪魔だったりもするんで...。まあもう今更ですね（笑）。
ーもう今年で19年目ですもんね（笑）。岡安さんにとってコントの魅力はなんですか？
岡安：コントはいろんな役をやれるのが好きです。単独だと何本もネタやるんですけ一本目は医者やって次は普通の会社員をやったり、いろいろ演じれるのが楽しいです。
ーもうコントの虜ですね。(次回に続く)
【ゲスト】
岡安章介（Akiyoshi Okayasu）
ありがとう西高のSNSもぜひ！
■twitter:https://twitter.com/nishiko_arigato
コメント
コメントを投稿