Back To The Roots 緑川静香#2
"Back To The Roots"とはゲストに大宮西での高校生活を振り返ってもらいながら、それが現在にどう繋がっているのかを同じく卒業生のインタビュワーが引き出す。
そんな過去のルーツから"今"に迫るインタビュー企画です。
前回に引き続き緑川静香さんのインタビューをお届けします。
#1を見ていない方はこちらから→【https://thanksomiyawest.blogspot.com/2019/06/back-to-roots-1.html】
Interview:緑川静香
貧乏だった高校時代から芸能界へ
―お仕事の話に移りますが、貧乏キャラでバラエティ入りを果たしたようなイメージだったのですが実際はどうだったんですか?
緑川:貧乏だったことをカミングアウトしたのは最近です。もともと女優業はやっていて、高校卒業したあたりだったはずなので18歳ぐらいからかな?そこから本格的にお芝居で映画、ドラマ、舞台を続けていくうちに、バラエティだったりグラビアのお仕事も頂くようになったんです。そのタイミングで告白しました。それが3年ぐらい前ですね。それまでは隠していて、バレるまいと思っていたので(笑)。
―そうだったんですね。高校時代だったりそれ以前は貧乏だったことはコンプレックスだったと思うんですが、どのように振舞っていたんですか?
緑川:小学生の時は嫌だったんですけど、中学生ぐらいの時にポジティブに変換していかなきゃいけないなと思ってそこから明るく振る舞うようになりました。もう高校生の時はネタになってました。自動販売機で飲み物は買わずに廊下の冷水機からペットボトルに汲んで、「私は水でいい!」
って。買えないだけだったんですけどね(笑)。あとは、サラダだけのお弁当を持っていったりしてました。クラスメイトからは「ほんと静香すごいよねー、やばすぎー!」みたいに言われてて、みんなからおかずをもらったりしてました(笑)。
―大宮西の自動販売機なかなか安いですけど、それでも買わないってことはすごい大変だったんですね…。隠そうと思っていた"貧乏"を告白しようと思ったのはどうしてですか?
緑川:最初はポロっと言っただけだったんです。そしたら、Abemaニュースになって、結構な反響があって。勝手に「うわー、貧乏!?きたない!」みたいな反応なのかなってずっと思い続けてたんですけど、意外とプラスな方向のものが多くて、「恥ずかしいことじゃないのかなって」気づかされました。同じ境遇の人達から共感を得て、応援してもらえるようになったのでそういう人たちの輝きになろうと決心しました。あとは自分の生活が楽になりました。取り繕わなくてよくなったので。肩の荷が下りたというか。でも今振り返ると2年3年の時が※女クラだったのは大きかったかもしれないです。男子を気にする必要がなかったので(笑)。
※大宮西高校は生徒の男女比が4:6で女子のほうが多い。そのため、女子生徒だけで構成されたクラスが毎年1つか2つ出来る。通称女クラ。
―なるほど、女クラだったからこそ自然体で入れたっていうことですよね!なにか他に大宮西の経験が今の活動に活きている部分ってなにかありますか?
緑川:やっぱりダンス部の経験ですかね。ステージに立って盛り上がったこととオーディションですかね。あんまりオーディションのことは覚えてないんですけどね。
―知らないなりにですけどオーディションってどれだけ緊張せずに自分を出せるかだったり、いい意味での場慣れみたいなところなのかなって思うんです。そういうのはダンス部で学んだんじゃないかなとも思うんですが、どうですか?
緑川:うーん、ダンスとかの場合はパフォーマンスが重要ですし、緊張しないほうが強いと思います。でも、お芝居の場合はその役にあったオーディションになるので緊張して喋れなくても役に合っちゃえばそっちのほうがよかったりもするんです。いくら言ってもキャラに合わなければ意味がないので。例えばCMのオーディションにしても一つの役がもう決まっていてそこにハマるものを探しているんですよね。
―なるほど。じゃあどういったことを心がけて受けているんですか?役を聞いて合わせにいくような感じですか?
緑川:一つの役を作っちゃいます。勝手に。バックボーンも含めて。小さい頃はこんなことがあって、兄妹は何人いて、こんな風に歩んできて、今がある…みたいなのを毎回やってます。
―めっちゃストイック...。
緑川:でもそれが仕事なので(笑)。だからこそ、何も考えずにぴょんって受けた人が意外と受かったりするんですけどね。わかんないものですね、これは。
―そんな厳しい世界で、この仕事に本気で向き合って「私の人生はこれだ」って決めた瞬間があったと思うんですが、それはいつ頃、なにがきっかけだったんですか?
緑川:それは高校1年生の時に初めて載った雑誌『Seventeen』ですね。この話すると絶対泣いちゃうんですけど…発売日にお母さんが私に黙ってその雑誌を2冊買ってたんです。それを見つけてしまって。『雑誌2冊って1000円…ご飯買えるじゃんか…』って思ったんです。しかも自分が載った雑誌って貰えるじゃないですか。でもお母さんはそんなことも知らずに買ってたんです。それで『うわ、めっちゃ喜んでくれてる!』と思ったんです。やっぱりこの芸能界って頑張ってる姿を(わかりやすく)見せられる業界だから、こういう恩返しもあるなって。そこから本気でやろうってなりましたね…(泣)。
―めちゃくちゃいいエピソード…。これ、ティッシュ使ってください…。
緑川:ありがとうございます…(笑)。
―やっぱりそういったことがやりがいに繋がっているっていうことですよね。お母さん的にはもう安心してるんじゃないですか?
緑川:まぁそうですね。この人のためなら死ぬ気で頑張れるって思えるので。でもまだまだですね〜。私からしたら全然活躍してないので。(もっともっと活躍する姿を)魅せたいですね。
―もうこんなの聞いちゃったらすごい応援したくなりますね!(笑)
緑川:ありがとうございます!ぜひインスタをフォローしてください!(次回に続く)
■ゲスト
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